パソコン版 Google ドライブを利用し遠隔地(リモート)のプリンターに自動的に印刷する。
ファイルをフォルダーにドロップするだけで遠隔地(リモート)にあるPCのプリンターに自動的に印刷できます。
最近Google ドライブの無料版の動作が遅くなっているようです。この場合は有料版あるいは OneDrive, DropBox をご利用ください。
DropBox は設定が簡単で分かり易く無料版でもファイルの同期が高速に実行されます。
- 遠隔地のPCでは何も操作する必要がなく無人で印刷されます。
- 例として PC-A から PC-Bのプリンター にファイルを印刷する設定と操作を示します。
- パソコン版 Googleドライブのフォルダー同期(ミラーリング)機能を利用しPC-AとPC-B ・・・のフォルダーが同期されます。
- 同一のGoogle アカウントで Google ドライブを実行すると設定が簡単になります。
- 異なる Google アカウントを使用する場合は ”フォルダーの共有機能” を使います。
- パソコン版 Google ドライブは両方のPCで常時起動をしておきます。
- 「クラウド対応自動印刷」は 印刷する側のPCで実行します。(常駐)
- 同じ設定をPC-C 、PC-D ・・・におこなうことで台数を自由に追加できます。

[ 設定のステップ ]
- 2台のPC(PC-AとPC-B)両方にGoogle ドライブ アプリ(パソコン版)をインストールします。
- PC-A で Google ドライブにログインします。
- Google ドライブの設定で「マイドライブの同期オプション」 ->「ファイルをミラーリングする」にチェックを入れます。
- 「マイドライブ」の下に「自動印刷」というフォルダーを作成します。

- PC-BにPC-A と同じGoogle アカウントでログインします。(同じアカウントを使わない場合は"フォルダーの共有機能"を使います。)
- Google ドライブの設定で「マイドライブの同期オプション」 ->「ファイルをミラーリングする」にチェックを入れます。
- ログイン後PC-B で G:ドライブの「マイクラウド」の下に「自動印刷」があることを確認します。
- (確認テスト)ここでPC-A の自動印刷フォルダーにドロップしたファイルが自動的にPC-B の自動印刷フォルダーにコピーされることを確認します。

- PC-Bに「クラウド対応自動印刷」をインストールします。
- PC-B で「クラウド対応自動印刷」を起動し、監視フォルダーに「G:\マイドライブ\自動印刷」を選択します。
以上で設定は終わりです。
実際のオペレーション:

- PC-A で フォルダー「G:\マイドライブ\自動印刷」 に印刷したいファイルをドロップします。
- PC-Bのプリンターから数秒後にPC-Aでドロップしたファイルの印刷が自動的に開始されます。
- 印刷が終了するとファイルは「印刷済み」に移動し印刷されたことを確認できます。

ポイント:
- ファイルの転送と同期はすべてパソコン版 Google ドライブがおこないます。「クラウド対応自動印刷」はフォルダーを監視して印刷するだけです。
- 同様(逆)の設定と操作で PC-B から PC-A のプリンターに印刷ができます。
- Google ドライブではなくOneDrive や Dropbox、 Box など他のクラウドサービスを使うことでも同様に自動印刷が可能です。
- 遠隔地(リモート)のPCでの操作は不要のためFAXのような無人運用ができます。
* 応用例としてさらに「ファイルの振り分け機能」と組み合わせることで ファイル名によって印刷するリモートサイトとプリンターを自動選択できます。
ファイルを生成するローカルサイトでファイル名で振り分けます。印刷先のリモートサイトには「クラウド対応自動印刷」をそれぞれ1個配置します。