Microsoft の OneDrive と連携し遠隔地のプリンターにファイルを自動印刷する。
概要:
- PC-A と PC-Bで OneDriveの共通のアカウントを使用します。
- PC-A と PC-B では OneDriveに常時ログインしておきます。
(OneDriveをPCのスタートアップで起動する設定にしておくことを推奨します。) - PC-A と PC-B でOneDriveの同一フォルダーを使用します。
- 印刷する側のPC( PC-B)に「クラウド対応自動印刷」をインストールし起動しておきます。
- PC-Aで共通のフォルダーにファイルを書き込み(ドロップ)します。
- PC-Bではその共通のフォルダーを「クラウド対応自動印刷」で常時監視し自動的に印刷します。
- OneDriveアカウントは通常使っているアカウントとは別に追加作成して使用することもできます。(同時にマルチアカウントにログイン可能です。)

設定と操作の手順:(共通のアカウント名を使用します)
PC-A での設定
PC-B での設定
- PC-Aで One-Driveにログインします。(スタートアップで起動していない場合)
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックし、下行左の「フォルダーを開く」をクリックします。
- 右クリック→「新規作成」→「フォルダー」→「自動印刷」(名前は任意)を作成します。
- 作成したフォルダー「自動印刷」を右クリックし「このデバイス上に常に保持する*」にチェックをいれます。
・以上でPC-Aの設定は完了です。->次に右側のPC-Bの設定1. 以降をします。 - フォルダー「自動印刷」を開きPDFファイルをドロップします。
- 数秒後に共有フォルダーのファイルAが印刷済みに移動します。(成功!)
- PC-Bで One-Driveに同じアカウントでログインします。(スタートアップで起動していない場合)
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックし、設定【歯車】→「OneDrive」の「フォルダーの選択」をクリックします。
- 「フォルダーの選択」画面でフォルダー「自動印刷」にチェックを入れ「OK」をクリックします。
- 「アカウント画面」を「X」で閉じます。
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックし、左下の「フォルダーを開く」をクリックします。
- フォルダー「自動印刷」を右クリックし「このデバイス上に常に保持する*」にチェックをいれます。
- 「クラウド対応自動印刷」の監視フォルダーに「C:¥Users¥[ログインアカウント]\OneDrive\自動印刷」を選択し「設定を適用し保存」をクリックします。
・・・以上で設定は完了です。・・・ -> 左側のステップ5. をします。 - PC-A でドロップされたファイルは数秒後にPC-B のプリンターで自動的に印刷されます。(成功!)
注 *
フォルダーには上記のような白いチェックマークが付いた緑色の丸が付きます。


上記のアイコンの場合はローカルフォルダーに自動的に同期されませんので印刷できません。
OneDrive の同期が安定しない場合の考えられる原因と対処法:
インターネット接続の問題:
- 確認: Wi-Fi接続が不安定でないか、または有線接続に問題がないか確認してください。他のウェブサイトやサービスへのアクセスは正常でしょうか?
- 対処法: ルーターを再起動してみる、可能であれば有線接続を試すなど、インターネット接続の安定化を試みてください。
OneDriveアプリの問題:
- 確認: OneDriveアプリが最新バージョンであるか確認してください。
- 対処法:
- 再起動: OneDriveアプリを完全に終了し、再度起動してみてください。
- リセット: OneDriveアプリの設定をリセットしてみるのも有効です。Windowsの場合は、Win + Rキーを押して「onedrive.exe /reset」と入力してEnterキーを押します。Macの場合は、OneDriveアプリを終了し、再度起動するか、必要であれば再インストールします。
- 再インストール: OneDriveアプリをアンインストールし、最新バージョンを再インストールしてみてください。
同期の一時停止:
- 確認: OneDriveの同期が一時停止になっていないか確認してください。通知領域のOneDriveアイコンを確認し、一時停止のマークが出ていないか確認してください。
- 対処法: 一時停止になっている場合は、再開してください。