病院のプリンターに印刷をすると同時に離れた調剤薬局のプリンターにも印刷する。同時にPDF ファイルに保存する。

環境
病院と薬局が離れていてWiFiや有線LANで薬局のプリンターに接続できない環境ではクラウドサービスを利用しインターネット越しに印刷ファイルを転送し自動印刷することができます。 

使用するソフトとサービス :

  • 病院のレセプト(処方箋)印刷アプリ
  • 「並列プリント3」 ⁻  https://www.bear.co.jp/ja/pprint3.htm
  • 「クラウド対応自動印刷」
  • Google Drive クラウドサービス

ポイント

  • *Googleドライブ はOneDriveやDropboxなどでも代替可能です。
  • Googleドライブなどクラウドサービスには共通のアカウントでログインします。(異なる場合はフォルダーの”共有”機能を使います。)
  • 1 回の印刷操作で病院と薬局のプリンターに同時に印刷できます。
  • 調剤薬局PCとプリンターは通常の業務に使用できます。
    画面に一時的なウインドウは表示されません。キーボード、マウスを自由に操作できます。
  • 印刷済みファイルはPDFとしてGoogleDriveや薬局PCのハードディスクに残すことができます。
  • 調剤薬局のPCがシャットダウンされている場合はクラウドにファイルが保存され、起動と共に自動的に印刷されます。
  • 病院のPCで印刷するファイルがすでにPDFになっている場合は「並列プリント3」ではなく「クラウド対応自動印刷」でも構成可能です。
  • LAN による共有フォルダー構成でも可能です。
  • FAX で構成された既存システムの置き換え実績が多数あります。


病院PCでの設定の概要:

  1. 「並列プリント3」をインストールします。
  2. Google ドライブで ”マイドライブ”フォルダーに「自動印刷」フォルダーを作成します。
  3. 「並列プリント3」で作成するPDFファイルの保存先を”G:\マイドライブ\自動印刷”に設定します。

調剤薬局PCでの設定の概要:

  1. 「クラウド対応自動印刷」をインストールします。
  2. 「クラウド対応自動印刷」の監視フォルダーに”G:\マイドライブ\自動印刷” を設定します。

データの流れと自動実行:

  1. 病院のPCでレセプト印刷アプリから 並列プリント3の ”Parallel Print” に印刷します。
  2. レセプトは病院のプリンターに印刷されると同時にPDFファイルに変換されGoogleドライブを介して薬局の自動印刷フォルダーに同期保存(転送)されます。
  3. ”G:\マイドライブ\自動印刷” フォルダーを監視している「クラウド対応自動印刷」により自動的に印刷されます。